麹菌と呼ばれても

色んな変遷を経て向井康二を最後の男に決めたオタの話

向井康二10000字インタビューを受けて

 

私が向井康二の好きなところは?と聞かれたら迷わず「人を愛し、人に愛されるところ」と答える。今回の10000字インタビューはまさに、私が好きな彼が詰まった内容になっていたような気がする。

 

彼は、しばしば「初めはジャニーズに興味がなかった」「この仕事でとは思ってなかった」と口にする。本当にそうなんだろうなぁというのは、彼の入所当時の映像を見ればひしひしと伝わる。

お兄ちゃんに隠れて顔だけひょっこり出して、ごにょごにょと話す姿は、今では想像がつかない位で。そのお兄ちゃん達に隠れて、という姿は結構長い間見られると思う。それこそ、まいどジャーニーが始まる辺りまで。

 

まいどジャーニーの過去映像を見てると、MC台に立ちながらも、不安そうにする姿や、お兄ちゃんグループからのビデオメッセージで「康二も、もうお兄ちゃんなんやから、しっかりせな!」と言われて「はーい」と分かってるんだか、分かってないんだかの返事をする康二くんが見られる。それが多分高校生辺り。

 

そんなまいどジャーニーでも一気に雰囲気が変わるのは高校卒業した辺りから。周りのメンバーはまだ子供っぽさが残る中、ひと足早く大人びていく康二くんが凸凹な感じに見えるのもこの頃かなぁと、ここ数年で履修した私でも思うところ。

 

ここから、ジャニーズWESTがデビューして、次の代へと用意していたものも崩れて、お兄ちゃん達の後ろでごにょごにょしていた小さい頃の彼はいなくなった。

 

ここからは、私の推測だけれど、彼がデビューの夢を掴み取って思うことがある。関西で前に立ち続けることが以下に不安だっただろうかと。

前には途方もない、どうして超えればいいのかわからず、はたまた実際存在するのかどうかも分からないデビューという壁があって、その壁に共に挑む仲間も明確じゃない。後ろからはどんどん後輩たちが迫ってきて、それでも彼らの光であり続けなければならなくて、そのプレッシャーはいかなるものかと。

 

だからこそ、今回、関西ジャニーズJrへ向けての言葉として、その肩書きが外れた時、きっと寂しいと思うはず。と、言葉にした、それが胸に刺さった。重圧のようにのしかかる関西ジャニーズJrという言葉が、彼にとっては大切で、温かいものだと思えた未来が嬉しかった。

 

デビューするまでにたくさんの仲間と関わってきて、少し、ほんの少し時代や流れが違えばデビューしてたかもしれない、なんて思われる彼だけども。その中で出会ってきた人達を大切にする所が、私はやはり大好きだ。

 

10000字インタビューでは龍太くんについて明言していたけど、龍太くんに対しての彼の表現は本当に彼にしか出来ないなと思えるものだった。

デビューできなかったら、デビューできた人間より劣っていたのか、何か足りなかったのか、そう思えるような人じゃないことを、近くにいたからこそ、分かっているんだと思うし、それをしっかりと伝わる言葉で表現できる彼を尊敬する。

 

Snow Manに出会った時、このブログでも書いてるかもしれないけど、私はSnow Man加入が光だと思った。辞めてしまうのかもしれない、このままもう二度と会えなくなるのかもしれない。そう思うまでに儚かった彼の存在が、今後も明確なる。

絶対デビューまでたどり着いてやる!って気持ちも大声で言える!と。

 

横アリで8人と円になって楽しそうに横揺れする康二くんを見た時に、あぁこの人は仲間に出逢えたんだと思った。共に同じ夢を目指して、同じ目線で、同じように戦える仲間を手に入れられたんだって。

 

Snow Manの中で過ごす時間も、簡単なものではなかったけれど、康二担として変な自信めいたものがあった。この人は愛される天才だから、大丈夫。きっと上手くやれるって。

 

今、Snow Manとして、堂々たる姿を見せる康二くん。

器用そうに見えて、不器用で、不器用そうに見えて、器用なあなたが、多くの人に見つかる時がやっと来ました。

最高の仲間と、最高のファンとともに、もっともっと高みを目指しましょう。

 

 

何よりも、君が進んできた道のりの全てが、回り道したって、いいものになったね、と言ってあげられるような、そんな未来にしたのは紛れもなくあなたの努力です。

これからも人に愛されて、そして誰よりも人を愛する康二くんでいて欲しいなと思います。

 

素敵なJr人生のほんの一部だけど、見せてくれてありがとう。これから続く長いアイドル人生もできる限り一緒に歩んでいきたいなと思います。

 

 

君のアイドル人生のサポーターより。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~完~