麹菌と呼ばれても

色んな変遷を経て向井康二を最後の男に決めたオタの話

滝沢歌舞伎ZERO2020 The Movieを初日感想

 

滝沢歌舞伎ZERO見てきました!

舞台挨拶のライブビューイングを見たかったのですが、チケット戦争に負けて、結局初日に見に行きました。もちろん地方なので、初日のあいさつではありませんが……。

 

しかし、久しぶりの現場に胸が高まりましたし、何よりこの空間にいるのはほとんどがジャニオタさんかと思うと、さらに胸が高まりましたね笑 みんな!会いたかったよ~ってね笑

 

そんな風に期待に胸躍らせて見に行ったものの、一回は生で滝沢歌舞伎ZEROを見てることもあって、あの生の迫力に勝るものはないだろうと思ってたし、何ならあの時のSnow Manの気迫たるや、後のにも先にもってところがあるので、まっ、映画ってことでしょ?程度にしか思ってませんでした。(私、いつも滝沢歌舞伎なめがちだけど、そろそろ学習したい笑)

 

まず、全体の印象としては、映像がきれい!私の滝沢歌舞伎の印象は、浅はかながら最新の滝沢歌舞伎ZEROしかないので、熱くて、大胆で時に繊細で……というものでしたが、今回は彼らも初めから映像作品として世に放つことが分かっているからこそと、このデビュー年で培われた洗練さが見えたなと感じました。

 

本当にどこをとっても素晴らしかったので、全部コメントしていきたいし、一人ひとりにもフォーカスを当てて話していきたいなと思います。

 

長く話しすぎてここまで誰が見てるかはわかりませんが、一応この先ネタバレなのでご了承ください。

 

 

 

 

ということでまずはシーン別に話していけたらなと思います。

 

 

ひらりと桜

Snow Manって名前からよく雪や雪だるまをモチーフにしたグッズ展開や番組テロップなんかでも表すことが多いですが、私が初めてSnow Manを生で見たのが滝沢歌舞伎だったからか、桜の精だと思ってるところがありまして、それが何といってもひらりと桜を見たからなのです。映像ではなくとも、花弁がどっと舞う瞬間はきれいですが、映像化されより臨場感たっぷりに感じられたと思います。

加えて全員の表情が本当に晴れやかで、魅せるという部分でどうしていくのかというところが伝わりました。舞台版ではいっぱいいっぱいな表情が見え隠れすることもありましたが、こんなにも力強く、繊細に舞うSnow Manがみられるとは……感慨深かった……。

カメラがSnow Manに取り囲まれる形で撮影していくのも新鮮でしたし、何より背中越しの新橋演舞場が見られたのは胸熱でしたね。

あと、自担贔屓になるかもしれませんが、ここからラストまで、康二くんずっと顔がいいんですよ。信じられないでしょう?それは個別解説で話しますね!

 

 

 

九剣士

まさかの自担始まり!こんなことあります?手元がアップにあるので震えが気になりましたが笑 殺陣は舞台版では出てないメンバーがいたんですけど、今回は総出演。殺陣ってめったにやるもんじゃないので、センスとかもあるし何よりこの人舞台経験豊富なんだなぁと思う指標だったりします。ここでもやっぱりSnow Manの大多数が舞台の人だから、顔の作り方が天才的でしたね。後、ここは本当にアクロバット的な体の使い方ができるかどうかが、ジャニーズの殺陣では肝になってくるので6人は映えますねやっぱり。戸板バッタンは、上に乗るメンツは変わりませんでしたが、下で支える役割をメンバーが担っていたので、これまた萌えポイントでしたね。

さらには佐久間君の殺陣シーンでは後ろからカメラが追いかけていくようなアングルだったので、いくら何でもこのアングルは双眼鏡使っても見れないなと思いました。これが映画の良さですね。ラストカットは阿部君で終わるんですけど、浴びてないはずの血が見えましたね。阿部君をかっこいいの対象としてみてる人にはたまらんシーンですね。前段階でIMPACTorsの鈴木大河くんが、康二君が最後のカットで僕たちが少しでも映るように長くしてくれたと言っていたので、その優しさを見逃すまい!と必死でした笑

 

 

変面

種も仕掛けもあるけれど、それは見破られてはいけません。みんなが言っちゃったら殺されちゃうとまで言う、これも伝統芸能。体つきで誰が誰かって分かっちゃうので舞台では1人をずーっと追いかけてるんですけど、今回は全体を見ることを意識しましたね。

五関くんが変面で顔がわからなくても動きで康二だって分かるって言ってたけれど、私も南座で絶対にあれが康二くんだ!って思ってたのが見事に当たってましたからね笑

後、滝沢歌舞伎ZEROでは女性のダンサーさんも出てくるんですけど、こことの対比が美しくて美しくて!滝沢歌舞伎ZERO中Snow Manや男連中は荒々しく、ダイナミックに!って感じなんですけど、女性陣はその真逆でしなやかで、繊細な振りが多いのでまた違ったキラキラが見られるのいいですよね。ジャニーズの舞台でジャニーズ以外のキャストが出てくることって中々ですけど、これは素敵。

 

 

Maybe

Maybeは佐久間くんのダンスと、女性のダンスが無くなっててラウールくん1人になってましたね。映像だから全部にフォーカス当てるにはって所があるので、仕方ないけどね。でも、なんてったってMaybeの何が大事ってもちろんラウールくんの今の感情そのままですよってダンスはもちろんですが、ボーカルですよ!ボーカル2人ですって!Maybeは儚げふっかと儚げ阿部ちゃんが必要なんですから!DVDでは2人より踊ってるメンバーの方がよく映ってるなぁと思ってましたけど、今回は結構ボーカル2人にもアップが来てましたよね?いやぁこの演出は正しい演出だった……。

ラウールくんに関しては、口ずさんでるな?これは笑 ってカットから、何度もカット割りしてるように見えるんですけど、こんなのラウールくんがずっと同じ調子で踊れるのか?って思ってて。絶対に一発録りじゃない雰囲気なのに……。1回目と2回目、同じ振り踊れないでしょ!?絶対に!?編集泣かせやん!と思いながら見てました。実際のところどうなのかなぁ〜?Maybeもとっても素敵なんですけど、次はまた違う曲でこういう感じ、出してるとこみたいですね!

 

 

My Friend

コロナ禍の撮影だったし、フライングは舘様ピンなんだろうなぁと思ってたら本当にそうでしたね。いやぁ、舘様の御身体見放題!笑 というか目がいってしまう!笑 変態じゃないかっ!って思ってましたけどね、カメラがね、映すんだもん、舘様を!ピンで!笑

このふたりがこの曲目でパフォーマンスすることにぐっと来る人もいると思いますけど、そんな人にはこのシーン最後の演出が胸を刺すんじゃないですか!?渡辺くんの表情ね!笑 これ小説書けますよね!?笑

舞台でもライトが綺麗だな〜って見てたんですけど、今回は演者にどこまでも近寄れるってこともあって、視界いっぱいに星空を思わせる明かりが見えるのは本当に綺麗以外の何ものでもなかった。舞台版で渡辺くんの生の歌声を初めて聞いた曲でもあるので、本当に感激。この1年でぐっと歌への磨きもかかってる!渡辺くん!これからもリードボーカル!頼りにしてるよ!

 

 

組曲

組曲っていつも何をテーマにしてるんだろう……って思ってたんですけど、今回は繋がりが良かったですね。何かを追いかけて、追われてる様子が窺えますし、極限まで追い込む振り付けは生で見ると手に汗握りますよ、これ。今回は雨が降りしきる中でみんなの息遣いだったり、叫びが聞こえますけど、私は途中まで雨を願って踊ってるのかなって思ってましたけどね。でも雨が降ってあのリアクションだったら……違うのかな?なんな色々考察しながら見るのも面白いのかもしれませんね。

組曲って迫力の世界だと思ってたんですけど、映像に落とし込むことで凄く繊細で綺麗な 部分も見ることが出来たなと感じました。いやぁ〜組曲はますます生で見たくなるシーンでしたね。ここで雨降らすのもいいんだなぁ……でもその後踊れないか笑

 

 

五条大橋

いやもう!これは!佐久間担優勝!これは!こういうことやられると簡単に落ちますよね。普段の佐久間くんとのギャップ!私もよく似た状況で康二くんに落ちましたからね!

五条大橋に腰かけてストーリーテラーとして話す姿はもう!えっ!?2次元!?2次元なの!?って。牛若誰なのかなぁ、アクロバテイックだなぁ、顔見せて!いやぁ〜!可愛い!美しい!そりゃ女子と見間違う!って心の中で沢山喋りました笑

もちろん、ひーくん弁慶も圧巻。これ、復帰後すぐの撮影ですよ?もう……この人無くして滝沢歌舞伎はないですねぇ。いつもは化粧中の演目だから、目が足りない!ってなる五条大橋を余すことなく堪能できますからね。短いよ〜!もっとみたい!って思わせるシーンでしたね。

 

 

腹筋太鼓

舞台版の時は自分も腹筋痛くなってくるんじゃ……?って勘違いするくらい、うわ〜っ……という感じ見てたんですけど、今回は映像ってことと、腹筋太鼓の楽しみ方をマスターしたのか、よっ!きましたっ!ってな感じで見られたんですよねぇ。あっ!ここ映ってないじゃん!とか、もっとここ映して!とか思わなかったし、ちゃんと見事な腹筋の美しさが見られました。

舞台だと迫力に押されて、腹筋を凝視しようとか思わなかったし、自担がクルクル回転してたので笑 追いかけるのも大変だったんですけど、今回はじーっと腹筋を見ても大丈夫ですよ!だってスクリーンなんだもの!笑

しかしながら、腹筋太鼓ほど生の迫力が勝るものなしですよね。共鳴しますもんね、どんっ、どんっと。これわや機に生で見たい!っておもう人が沢山いたらいいなぁと思いますし、今は回転してますけど、今度どうするのかなぁ〜とかね笑

 

 

Make It Hot

実はこの衣装どこいったんだろうな?って思ってたんですよ!蛍光カラーで結構主張強めだけど私は好きだったので、もう一度!と思ってたら、また出会えました笑 この曲はいろんなところで披露しているし、前回の舞台履修してないよって人も知ってるのかなと。だからこそ、今回はMake It HotのMVだと思って見ることができたかな?と思います。散々披露してますけどNo音源化ですからね。

目黒君のウィンクは宣伝動画からもしっかり見られてましたしね、ちゃんと受け取りました。まさかこんな風にこの楽曲をみんなが揃えて披露してくれる時がくるとは。皆が囲んでこちらを見て踊るシーン……本当にいいんですか!?って叫びたくなりますよ、これ。この時の康二くんのビジュも良しです笑

Practice動画みんな結構自由ですからね笑 なんといっても天下の五関さんの振り付けなので、足に注目していただきたいですね笑

 

 

Crasy F-R-E-S-H Beat

MVに忠実なヘアセットできたのは驚きでした。服装もそのままで……。でもCFBを差し込んできたタイミングがタイミングだったので「キターッ!」とはなりましたね。これまた舞台版の時とは違って知らないオタクはいなかったんじゃないかなと。このみんなと共有出来る「キャー」は映画ならではだったなぁ。現場だったらイントロ流れた時点で歓声がすごいんだろうな……。現場行きたいなぁ……。

CFBが入ったのは映画だからこそだと思っているので、舞台版では無くなる演目なのかなぁと思ってます。もちろん、9人が出なきゃいけないってのは舞台においてはそうそう作れるシーンじゃないですからねぇ。というかCFBをとんでもなく大きなスクリーンで見たらこんな感じなんだな。ラウールくんのパーマがかった髪、素敵でした。

 

 

Black Gold

これが前評判でKーPOPな感じと聞いてた曲か!?と。曲調はまぁそんな感じがしますが、これはもう完全にMV仕立て。踊ってるのは最後全員が廃墟の中でも開けた場所だけで、そこまではワンカメショー。それぞれ衣装も白を基調としていて、スタイルが際立つものでした……。

ガシガシ踊ってる感じじゃないのかなぁ〜と思いはしましたが、Aメロからずっとワンカメショーなだけなので、これ本当に全部踊らせるとどんな感じなんだろうと。MIHは滝沢歌舞伎ZEROが終わった後も色々なところで披露した曲だし、ライブでも踊ってるので、このBlack Goldも是非とも全パフォーマンスがみたいですね!映画版のパンフレットにも歌詞が載っているので、これはほぼ確だと思ってますけどね!(圧)

 

 

歌舞伎パート

歌舞伎パートはなんと言っても刀投げでしょ?舞台だと自分で目で追うしかできないし、場所によっては舘さんが上手く見えない……なんてことがあるのかもしれないけど、今回は2人が呼吸を合わせる様子まで描かれてるから、息を飲む演出になっていたんではないかなと思います!

実は歌舞伎パートって前回はめめが出てないんですよね笑 今回は女形の阿部ちゃんと一緒に出てましたけどね。これはしょっぴーとめめの色男感が出てましたね。なんか、目黒くんって身長の高さだったり顔の凛々しさ、性格が相まってガタイのいいお兄ちゃんってイメージなんですけど、実は華奢な感じですよね笑 ちょっと腰元ばっかり見ちゃいました。歌舞伎パートではみんなが一生懸命な顔をしているのが私的醍醐味です。ライブパフォーマンスでは見られない緊張感は滝沢歌舞伎でしか味わえませんね。

 

 

花鳥風月

舞台版でも本当に好きだった演目。みんなが踊るというところと、女性のボーカルが入っているところが普段では絶対に見ることができないワクワク感を生んでくれますよね。体を大きく使っていつもとは違う踊りを見せるという部分では滝沢歌舞伎ZEROでは組曲がありますけど、花鳥風月もまた違った気分になることができますよね。

舞台版の花鳥風月はみんな歌舞伎パートの衣装やメイクそのままだったけど、今回は全員が黒い和服に身を包んで……。いやぁ……滝沢歌舞伎ZERO The Movieのなかで1番目をキラキラさせたかも知れません。

特に、全員の感情が溢れ出る舞ね。他担狩り何人いるんだよ!ってツッコミたくなる程です。私は花鳥風月の為に3000円払ってもいいと思いました。目が何個あっても追いつかないので、この映像が残るならDVD出してほしい。花鳥風月見た時点でDVD化しなきゃ許さん!って心で叫んでましたね笑

 

 

滝沢歌舞伎一座

私、鼠さんの功績を知ってるわけじゃないんですけど、今回は町の人達の機微がよく描かれてたなぁって。鼠さんへの思いがすごく伝わってくる映像になってました。だからこそのラストシーンがぐっと来たと思うし、なんか、舞台版当時は鼠へのというよりも、滝沢秀明という人との別れというか、偉大さを感じながらも進んでいきます。と言ったメッセージに思えたけれど、今回はそれから時が経って、約1年、Snow Man自身で歩いてきたからこそ、そうは見えなかったというか。この鼠小僧次郎吉という演目内での鼠さんとの別れや、憧れ、そういったものが描かれてたと感じました。

黒影組の3人も、舞台だとド迫力〜!なんですけど、今回はそれぞれのバックグラウンドが見える形で、より官兵衛の何故そこまで江戸を掌握したいんだろうか……って考えさせられる表情ばっかりでした……。

ちょっぴり残念だったのは新吉親分が歌い出さなかったことですかね!笑

 

 

WITH LOVE

この曲を聞くとあっ、もう終わりなんだなって感じるし、1公演終えることができましたって安堵と感謝が聞こえてくる曲なんですよね。だからこそ、その歌う姿を見て感動するというか、こんなに素晴らしいものを見せてくれてありがとうという気持ちにさせてもらえるんですよ。

今回はカメラを囲んで歌う場面が用意されていて、このコロナ禍を脱した時、みんなで顔を合わせて、また歌えることを願う歌詞に変わった部分。いやぁ泣かせてくるじゃねぇか!

会えないことが当たり前になっていて、どうせ会えないんだからと常に諦めが先行する毎日で、もちろんこういった娯楽だけじゃなくて、全ての生活において、諦めること我慢することが多くなっているけれど、近い将来に今まで通り笑顔を見せて会える日を本当に楽しみにしてるし、何より、こんな状況下でもどうにかエンターテインメントを提供しようとしてくれる皆さんに感謝の気持ちが伝わる空間が早く来ますように!

滝沢歌舞伎といえば「春の踊りは」「よぉ〜いやさぁ!」ですけど、これもしっかり入れてくれた監督にも感謝です。言わないなぁ〜いつ言うのかなぁ〜って楽しみにしてたんですよ?笑

 

 

エンドロール

映画になって1番悲しかったところは何かって、カーテンコールがないことですよ。これが一番悲しかった。どこで拍手して、この気持ちを伝えればいいんだって、ずっと思ってたんですけど、エンドロールがカーテンコールの役割をしてくれた気がしました。

彼らは本当に舞台としての上演を望んでいただろうし、どうにか実現したい思いもあったと思う。何も無ければオリンピックと重なって公演があるはずだったんですから。

でも、キャスト一同が楽しんで撮影したということが十分に伝わるエンドロールだったし、CFBを滝沢歌舞伎一座が踊ってる姿は、映画館にも微かな笑い声が聞こえるくらいでしたから。

 

 

 

 

 

いや〜!ここまで一息ですよ!(大嘘)

でも、本当に舞台版で感じた変な緊張が無く、ありのままで受け止められた感じがしました。上でも言いましたけど、映像作品として作ったからこそ、美しさがより際立つものになっていたし、大胆さに隠れていた繊細さがより滲み出るものになっていたかなという印象です!

 

次は、個人個人にスポットを当てて話していきたいなと……。というか、Snow Man9人それぞれのここ!見て!ポイントを私なりに言っていこうと!ここまでで7000文字ですね!どこまで行くんでしょうね!笑

 

 

 

 

岩本照

これをいうのはどうかと思ったんですけど、これ自粛明け初仕事でしょ?他のメンバーとなんのズレもない!期間が短いって言ってしまえばそれまでかもしれないけど、本当になんのズレもありゃしないし、やっぱりこの人無しに滝沢歌舞伎ZERO語れなくなってんなって感じました。なんか憑き物が落ちたように見えると言いますか……。

なんと言っても五右衛門は痺れますね……。今回は舞台版のように大幅に体重増やして大きく見せて……って感じではないなかなと、他の映像を見て思いますが、それでも他の場面よりも大きな体に見えるのは迫力だよなぁと。彼の持つ気迫が伝わる場面でした。結局のところ照くんをリーダーとして皆が見るのはこの景色をより近くで見るからだろうな。

滝沢歌舞伎一座では新吉親分役でしたが、黒影組に追い詰められる新吉親分の美しいこと!美しいこと!笑 水も滴るいい男とは言いますけど、本当にいい男だった……。危機に見る鼠の姿を追う目が、何だか私の心の隅の隅にある母性本能をくすぐってきましたね笑

 

 

向井康二

舞台版の殺陣シーンには出てなかったけれど、今回は映画ということもあって九剣士にも参加していて、ここで気付かされた……。この人……普段おちゃらけてるのは仮の姿……みたいなもので、こうやって舞台に、板に立ってきた人だったってね。初めて出会った康二くんも舞台に立ってたんだぞ!忘れたのか!って言われた気がしました。これだから、離れられないのよ、この人は!

後、ビジュアルが限界突破してるんですよね!オープニングそれぞれの顔が映ってくとこ!なんですか!?あれ?あんな顔つき見たことないよ……真面目な顔させても出来る子なの!康二くんは!あとは、花鳥風月ね!踊る時ずっと口ずさんじゃってたのが、今度は歌いながら踊れるなんて……その無造作ヘアーで……ぐはぁっ……花鳥風月にお金払えると思います。康二担は。

官兵衛のお芝居だけれども、舞台版では笑う姿が印象的だった。声が届くように台詞を言わなければ舞台は成立しないので、何事も少し大きめになりますが、映像ではそんな必要なないので、官兵衛の本当は賢く江戸を手に入れたいが、その能は無い(勝手な解釈)が伝わったような気がします。後、「地獄を恐れるな」ってセリフが1番好きです。

 

 

ラウール

ラウールは楽曲部分が強いねぇ〜。Black Goldで中性的な美しさを見せたかと思えばMaybeでは力強さが見えたなぁ〜。Maybeなんて、舞台では真っ赤なスニーカーで踊っていたけれど、今回は靴で踊ってたから、些細な違いが彼が少しは大人になったことを示してたなぁ〜。いつか真っ赤なヒールとかで踊ってほしいですけどね!今回見て思ったよ……まだ成長途中で体が完璧に作り上がってない、この時期に!お願い!笑

体が出来上がりきってないなぁってのは組曲とか、そういう部分を見ると痛感するね。あれは体の軸というか芯がもうドシッとしてればしてるほど映える踊りだからなぁ。それが見られるようになるまで毎度成長を楽しみにできるよ……。

以蔵のセリフ運びも舞台よりも良くなってるなって感じたし、本当に少しずつ成長してるんだなぁ。Snow Manは本当に実力者が多いので伸び代を見る楽しみ。みたいなものが少ないイメージだけど、ラウールがそこを担ってるし、それが爆速で追い上げてるのもめちゃくちゃ楽しい!ラウールがいて、やっぱり楽しいよ!

 

 

阿部亮平

阿部担の1番好きなポイント当てましょうか?九剣士でしょ?九剣士の舌打ちでしょ?ねぇ?ねぇ?そうでしょ?(圧) あれって九剣士が始まる前、影山くんが語り出す部分。それを凝縮した描写だと思うんですよね。血を欲せば悪に涙なら善に。悪と戦ってる様に見える九剣士もはてさて、善と言えるのか……。それを表すワンシーン!普段の阿部ちゃんとは違う雰囲気を纏うからこそ、ギャップにやられちゃいますね。

私の中ではイメージ通りと言えばMaybeかなぁ〜あのにじみ出る不憫感というか。いつぞやのドル誌でも白百合を持つ阿部ちゃんに背徳感を感じる〜!みたいな表現ありましたけど、まさにそう。Maybeはあべふかありきですよね。

後はなんといっても遊女姿!いやぁ〜!あのREN MEGUROの初キスシーン(?)の相手は遊女の阿部ちゃんだとは!っかあ〜!ここでも阿部ちゃんの醸し出すなんか分からない背徳感や不憫感みたいなものが出てるのかなぁ〜!なんなんだろうな……いい子なんだけど〜って絶対に言われるやつなんだよな。いい子だからかなぁ〜笑

 

 

宮舘涼太

My Friendって、舘様の身体を存分に堪能できる演目だと思ってまして。今回も見まして?あの身体。上半身の厚みもさることながら下半身もまぁっ!笑 釘付け!笑 あの身体つきってジャニーズで簡単に見ることのできない体つきなんですよねぇ。いやぁペタペタ触りたい上半身にほんと……惚れ惚れします。今だけは変態になっとこっ!て思っちゃいますねあの時間は!だからゆり組のエモさとか何処へやらですよ!あの時の私はただの変態です!笑

舘様を好きって言ってるファンの人は普段からめちゃくちゃセンスある人なんだっていう偏見を持ってるんですけど、じっくり見定めて、舘様の素敵な部分を見極めてそれでハマってるわけで、だからこそ、徳俵の旦那を見て、なんだ〜三枚目の役ね〜とか調子に乗ってると、渓谷での黒影組との対峙で落差に殺られちゃうんですよ。あの髪の乱れはハプニングなのかなぁ……めちゃくちゃ素敵なんだよな。徳俵の旦那は鼠とトムとジェリー的な役割を担ってたからさ、伊達じゃないんだよね、カッコ良さが……″だて″だけにね……笑

 

 

深澤辰哉

滝沢歌舞伎の深澤辰哉を語るにはお丸さん無くしては語れないんだけど、それ話し出したら止まらないので、まずはお丸さんを通してじゃない深澤辰哉を。ふっかさんって佐久間くんみたいな、動き激しいな、ちらり、ぐはぁっ!っていう他担狩りじゃないし、阿部ちゃんみたいに、ここだ!ってポイントを外さずに絡めとる他担狩りでもないし、舘様のようにキャラで引き寄せて知らぬ間にズブズブ……って感じでもないんですよね。でもたまたま目が合って、じーっくりふっかさんを見てみると、あれ?これって……恋?ってなるくらいスマートに踊りやがるですよね笑 Maybeでの儚げさが似合うように、華奢な体のラインがあぁいう時に意図せずマッチしてしまうというか。私はあの演目ふっかさんのものだと思ってるし、舞台版DVDは踊りをメインにとってたけど、歌唱してる2人もたくさん映した監督!最高!

お丸さん

ちょっとわけてかないと、と思うくらい、この人あっての滝沢歌舞伎一座ですよね。お丸さんって江戸1番の美人って触れ込みなんですよね。そこにクスクスするファンの人もいるし、お丸さんはちょっとコメディータッチなことをするんですけど、お丸さんはやっぱりどこまでいっても江戸1番の美人なんですよね。今回、それが1番出ていたなと思うシーンが「私が男だったら、2代目になるのに……」って言葉。今なら男や女ってそんな、野暮なこと……ってなるかもしれないけれど設定はあくまで江戸なので。この台詞なんだと思っているけれども、ここにはお丸さんが本当に男なら、鼠の意志を継げるのになぁと思わせてくれる部分がここに来るまでたくさんあるってことなんですよね。なんだかんだで鼠に認められていた団子屋のお丸。だからこそ、できるのに、できない。これめちゃくちゃかっこいい女に映ったなぁ。私はお丸さんに恋した1人としてお丸さんのメアド手に入れるまで死ねません!笑

 

 

佐久間大介

南座に公演を見に行った昨年は本当に康二くん以外の人なんて見れなくて、ずーっと康二くんを双眼鏡で追っかけてたんですけど、その視野の隅に入ってきては私の目線を釘付けにした唯一の人が佐久間くんでした。素人目でもこの人のダンスって目を引くなぁと。今回の映画版でもThe他担狩り、これぞ他担狩りってシーンがいくつも見られます。初めっから佐久間くんを見てたら他担狩りもクソもないので、暫くは自担を眺めて、ふっと佐久間くん見てください。感情大爆発の舞が見られます。おすすめは花鳥風月です。踊りというか手足指への意識が半端ないなぁということもさることながら、表情の付け方が素晴らしいんですよね。表情の付け方褒めたくなるの、佐久間、ラウール、向井ですよね。この3人は表情にも注目ですね。はい。

佐久間くん金さん演じてるんですけど、このお丸さんとは別の滝沢歌舞伎一座での箸休め感。そして、欠かせないアクセント。町のメンバーとは交わることは無いのだけれど、間抜けなお金持ちっていう町の人間とは対比が生まれるようなこのキャラクターが必要なんですよね。今回はお部屋も登場して、おもちゃが散りばめられた金のお部屋すんごい素敵だった……こんな……豪華なセットを……って泣いちゃいそうでしたよ笑

 

 

渡辺翔

しょっぴーったら、My Friendでしょ?笑 翔太くんの歌声を生で聴いたのもMy Friendな私。当時は今までジャニーズでは聞いたことないなって感じる歌声で、多分……書き直してなかったら、南座感想ブログでもそんなこと書いてると思う!笑 そこから、もう翔太くんの歌声何度も聞いたし、生で歌うこともたくさん増えたと思うから、技術は少しずつ磨かれてると思う。これこそ臨場感のある生でこそ聞きたいものだった。だから、生で聴きたかったなぁ……って感情を一掃するラストシーンだった……。落ちていく舘様を見て悔しそうに目を瞑る演出。これはやりましたね監督!これゆり組を完全に意識したでしょ?こんな二次創作が書けそうなシーンありますか?ってツッコミながら見てましたよ笑

銀さんはwww銀さんはwww、笑ってましたよね?途中で?笑 私的にはあぁいったシーンは好物!ってなわけじゃあないんで、毎回なんでやねんってツッコミを入れることで消化してるんですけど、あの最後本当に笑っちゃう銀さんがいることで、これ面白いってやってるんだな、じゃあまぁいっかってなるんですよね笑 後、銀さんは金さんの自慢の賢い弟って設定だけど、私はどっちもスカポンタンだと思いますけどね。(イマドキの子ってスカポンタン分かるんかな……?不安なってきた……。)

 

 

目黒蓮

めめはずーっとセクシーでしたね笑 みんなが予告動画で見たウィンク、来るぞ……来るぞ……来るぞ……キター!って久しぶりにこんな分かりやすいリアクション取りましたよ笑 めめって顔と雰囲気で誤魔化してるけどもめちゃくちゃ華奢じゃないですか?腕とか脚とかどうしたん?ってくらいにほっそいし……。折れちゃいそ……って見てましたよ。腰振りとかさ……。でもなんてったって!キスシーン見ちゃったもんね!完全に見終わってから……あれ?あれ……めめのキスシーンやんな……阿部遊女と……えっ?あっ……ひゃあ〜!って。これ絶対に言ってやる……。一生言ってやるからな……今後めめがどんな人とキスシーンしても、これが1番目だって言ってやる……笑

黒影組のめめはこだわりに、こだわって作り上げたものだって伝わってるので全身で受け止めました。人を斬ることだけに執着してて、その相手は誰だって良くて。その結果が彼らの言うところの世直しになろうが、地獄になろうが別にどうだっていいんですよね。そして、ちゃんと強くて、やられっぱにはならないってとこも。漫画やアニメで描かれれば、意外にファン着いちゃうキャラクターだと思うんですよね笑 死は壮絶なものであればあるほどロスが多そう……話ズレたな笑 普段のめめとはかけ離れた役どころだからこそ、目黒担が新たな一面を見られる役どころかと。

 

 

 

 

 

 

 

 

わぁ〜い!駆け抜けたぞ!言い切った!言いたいこと全部言ったと思う!笑1万字くらい言ったんじゃないか?笑

 

1年前、Snow Manに初対面した滝沢歌舞伎ZEROは私の気持ちの整理が着いていないばっかりに100%楽しめなかったんですよね。怯えるように現場に行って康二くんのファンだって悟られないように行動して……。お昼食べたところで隣の人達が昔からのファンっぽくて……友達と楽しみだねって話すことさえできなくて縮こまって……。

でもそんな私が報われるような1年を過ごしてくれて、また滝沢歌舞伎に出会えてことを本当に嬉しく思う映画となりました。

 

次への布石がしっかりとされていて、私が見た桜の精は新たな姿に変わっていたけれど、変わりゆく滝沢歌舞伎を見ていきたいし、いつかこの舞台が後輩に受け継がれる瞬間も見ていたい。この受け継いでいかなければならないって意味もSnow Manが教えてくれたしね。

 

これからどこから合流するSnow Manファン皆さんは必ずどんな方法でもいいので滝沢歌舞伎を履修してほしいし、この人達の根幹はここだということを皆の共通認識にしたいですね。

 

 

最後に、またみんなで、必ず、笑顔で歌える日を。

 

 

 

 

 

 

 

 

〜完〜