麹菌と呼ばれても

色んな変遷を経て向井康二を最後の男に決めたオタの話

Snow Manデビューコンを終えて伝えたいこと。

 

Snow Man

 

とても素晴らしいライブでした。直接デビューおめでとうという気持ちを歓声で伝えられなかったことは、本当に悔しいですが、皆が素直な気持ちで真っ直ぐ伝えてくれた「ありがとう」の言葉が、今までしてきた数々の悔しい思いを浄化してくれたような気がしました。

 

初めてSnow Manを生で見たのは滝沢歌舞伎ZEROでした。まだラウールくんのいない、南座公演。緊張で吐きそうになりながらも、受け止めきれない感情が幾つもありました。

 

横浜アリーナでのライブで、この9人が仲間になってひとつになって進んでいくんだと感じられ、デビューライブでやっとその「答え」が見えたような気がしました。

 

Snow ManがまだジャニーズJrとして活動していた頃、私はずっとデビューとJrの違いって何なんだろうって思ってました。当時、仕事内容はどんどんデビュー組に寄っていって、バラエティーに先輩抜きで出演したり、ドラマもやって、音楽番組でオリジナル曲を歌って。そんな中で出していないのはCDだけだと思っていました。

 

でも、今回のデビューライブを経て、デビューすることがいかに素晴らしく、尊いものであるか、そして何よりも私達ファンが望む以上に、それぞれが、その夢を叶えたくて、叶えたくて仕方なかったんだということを知ることができた。このきっかけはデビューなくしては知ることができないんだなと。

 

私は、最後の挨拶で涙したり、ドキュメントを重く創り上げるのはあんまり好きじゃない。けれど、唯一、彼らが弱みを見せて「実はね、あの時こう思ってたんだ」「あの時、諦めずにいてよかったな」「皆がいてくれたから、頑張れたよ」と言葉にする機会が、今だったんだなと。

 

それが「ありがとう」という言葉に全員が集約されていたように見えました。

 

目黒くんがオーラスの挨拶で言ってたけど長い間応援してくれていた人からは支えを、最近応援してくれた人からは力を貰った。その言葉はどんな立場のファンにも響いたんじゃないかなと思う。

 

それに、今回のライブはどこから応援していたか、なんて関係ないと思える曲の構成だったなと。全てオリジナル曲で構成されている上で、みんなどこかのタイミングで、またYouTubeで曲を知ることができる状況だからこそ、誰も置いていかないライブだったかなと。

 

今、Snow Manはファンの力と、彼ら自身の力で、急激に広まっていってると思う。ラウールが言った「みんなが大多数になるから」って言葉は、未だにファンを悩ませる「所詮ファンの頑張りでしょ」をいつか打ち消してみせるって意味だと思ってる。

 

自分が悔しいと思ってるということは、ファンも同じ気持ちだと、分かっている彼らだからこそ、彼らなら十分にやってくれると信じているからこそ、これからも着いていこうと思えるライブだった。

 

康二くんが見つけてくれてありがとうって言ったけれど、私たちが見つけられるように輝いてくれてありがとう。あの時、あの瞬間諦めないでいてくれてありがとう。たとえ遠回りしたって、どういう選択をしたって、みんなが選んだ一つ一つの選択が全部正しかったんだって、デビューでやっと証明できたね。それが何より嬉しいよ。

 

これから、同じ時代を少しでも長く生きて、味わいましょう。もっともっと誇れる人達になってほしい。ファンが持てる力は全て注ぎましょう。その力がSnow Manから来るものだってことは忘れないでいてほしい。

 

 

 

また、生きて会おう。そう思う、ライブでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

〜完〜